#1 和家一稀(3,湘南)
「い〜やいやフグタくん、今晩一杯どう〜かな〜?」
「貧弱、貧弱〜」
深夜にYouTubeでモノマネ系の動画を見漁り大きな声で真似することを続けていたら、モノマネの上達と引き換えに隣人からお叱りの手紙を頂いた3回の和家です。ただアナゴさんのモノマネに関しては結構自信があるので、飲み会の機会にでも披露するとします。
さて子供の頃「TVっ子」だった僕は、YouTuberという職業が世間で広く認知される数年前に友人とYouTube投稿していたこともあってか、大学生となった今は完全に「YouTubeっ子」もとい「YouTubeおじさん」になってしまいました。その日のやるべきことを終え、最後に自分へのご褒美としてYouTubeを見るというのが日課になっている僕ですが、お気に入りのYouTuberが何グループかいます。今回はその中の1グループ、東海オンエアについて語りたいと思います。
東海オンエアという男性6人組のグループは、愛知県岡崎市を拠点に活動しているYouTuberです。このブログを今ご覧になっている方の中にもご存知の方もいるでしょう。
彼らの面白さはまずその「馬鹿さ」にあります。男子中学生や男子高校生がやっていた、もしくは大学生がやっている、あの何とも言えない馬鹿なノリを全力でやっているのです。1500mを全力で走った後に全力で牛丼を食べる。炎天のもと、高温に熱されたBMWのボンネットでパンケーキを焼く。他のYouTuberがやっていそうで意外とやっていないようなユニークな馬鹿企画に全力で取り組んでいます。
次に「個性豊かなメンバー」というのも1つの魅力です。6人グループのYouTuberというのはあまりおらず、グループ自体が他のグループと被りにくいというのも強みではありますが、6人それぞれのグループ内における立ち位置がしっかりとできているのが良いです。ちょっとお馬鹿なリーダーてつや(オレンジ)。ナイスガイなハンサムボーイりょう(青)。秀才毒舌メガネの虫眼鏡(茶)。ポンコツ熱血胸毛としみつ(緑)。ほんわかぽっちゃり嗚咽ゆめまる(ピンク)。Dark Matter Makerの異名を持つ鬼才しばゆー(黄)。
と、ここまで彼らの面白さについて語ってきましたが、まだまだこれだけでは彼らの面白さや個性は伝わりきりませんね。ぜひ動画をご覧になってください。最近の動画は特に見やすく編集されているためオススメで、特に『寝たら即帰宅の旅』シリーズは面白展開の連続です。見終わった頃には、きっと東海オンエアの虜になっていることでしょう。
半年前、僕は東海オンエアのシャワーサンダルを購入しました。これまで何かグループのグッズを買うという経験があまりなかったものですから、僕にとってはそれなりに高いハードルを超えて買ったわけであります。デザインも可愛らしく、作りもしっかりとしていたので大満足でした。近所のコンビニにふらりと行く時には必ずと言って良いほど履いて行っていました。そう、あの時までは。。。
3ヶ月前だったでしょうか、夜に友人と鴨川で駄弁る機会がありました。その時もそのシャワーサンダルを履いていき、同じく東海オンエアファンである友人に満足気に自慢をしていました。話も盛り上がってきた頃、友人の一人が鴨川の中央にある部分的に砂利や石で盛り上がって小島のようになっている場所に行こうと言い始めたので、わんぱくだったカズキ少年の童心を呼び戻し、バチャバチャと音を立てながら小島目指して川の中を進んで行きました。「冷たい冷たい」などと有り体な感想をほざきながら一通りその小島を満喫した後、ついに帰ろうと来た道を戻り、川岸に右足をかけ勢いをつけて左足を川から抜け出そうとしたその瞬間。
僕の眼前には裸足の左足がありました。
なんということでしょう。すぐに真っ暗な川の中を手探りで探してみましたが、伝わるのは冷たい水の感触だけでした。もし僕が大学で真剣に流体力学を勉強していれば、サンダルが流れるルートを計算によって割り出し、冷たい水の中を流れゆくサンダルを無事救出することができたでしょう。しかし材料科学コースの僕にとって、流体力学は必修でもなんでもありませんから、まさか流体力学を勉強しているわけがありません。材料であることに誇りを持っていますが、この時ばかりは材料であることを恨みました。
今、あのサンダルはどこにいるでしょうか。鴨川から大海へと流れ出て、僕の知らないどこか遠い邦まで行ってしまったのかもしれません。流れ着いたその先で、サンダルをきっかけに東海オンエアを知ってくれる人がいることを願ってやみません。
嗚呼、サンダル。さらば、サンダル。いちばんたいせつなものは、目に見えない。きっと君は僕のいちばんたいせつなものになったんだね。
P.S.
残った片方のサンダルは見るだけで心が痛くなるので捨ててしまいました。
0コメント